米沢 友彦様 / 株式会社SERENO
スーツの概要ARISTONのシアサッカー生地を使用したこのスーツは、一見派手に思われるかもしれませんが、太目のストライプがエレガントな雰囲気を醸し出します。暑い季節にこそ、その魅力を最大限に発揮する一着です。
受注経緯
2回目のお仕立て、今回は、夏に装う少しエレガント感と暑い中でも、キッチリできる装いという事でご依頼です。
松一Note
後日、このシアサッカー生地のスーツを装って、某リゾート地での大きな契約がきまったと報告があり、ビジネスの一助になったお仕立てが出来たことを嬉しく思います。米沢様ありがとうございます。
「美しさを五感で感じていただく」をコンセプトに、昭和の時代のような温かい地域のコミュニティスペースを現代に蘇らせたいと願い、神戸市北区でヘアサロンとトリミングサロンを営んでおります。
創業_seed
私自身、お客様への想いは人一倍あり、その強い想いが、多くのお客様に来店をしていただき、お客様に予約が取りづらい環境になっていましたが、働いてくれているスタッフへの想いはなく、スタッフをコマのように扱い、常に店はピリついていた。そのお店の異常にも気づかずに、人を増やせば、お客様に迷惑の掛からないお店が出来ると思い込み社員さんを一人採用したが、採用をしても、また一人辞めを繰り返し売り上げはドンドン下がっていった。売り上げが下がる事で、店の雰囲気にも気づき、人は雇用していたものの、私がやっていたことは、自分の事だけ考えるワンマンオーナー業をしていたと気づき、私自身が人を活かすことが出来ていない、マネジメント力がなっかたと、今ならわかるが、当時の私にはわからなかった。
経営者として、人の力を最大限発揮させる場所が必要だと痛感し、外部への勉強を始めたが、職人としての自分、経営者としての自分の葛藤と現場との乖離もあったが、無理矢理でも働くための整備を行うが、採用しては退社していく事を繰り返していた。この時が一番苦しかったが、スタッフを中心に物事・お店・運営を考える為に、今まで大事に自分がやってきたことをやらない選択をした時に。2つの大切な出来事があった。1つは、自分のVisionに共感してくれるスタッフが2名入社してくれた事と、もう一つは、「ブライダルの仕事をしたかったが、米沢さんが可哀そう思っていたので、辞めるに辞めれなかった」とオープンから働いてくれてスタッフが退職をしていった。この2つの出来事は、経営をしていく勇気をくれると同時に、自分の在り方を考えさせてくれる出来事になった。
ビジョン_innovation
Visionに共感してくれるスタッフが2名の入社もあり、コロナ中の緊急宣言事態だったが、2店舗目のオープンを考えた時に、普通に美容室もオープンさせるのではなく、友人のイタリア料理店とのコラボ店を企画した。資金調達が出来、店舗の打ち合わせまでしたが、友人のイタリア料理店がコラボの店舗出店を辞めるといいだし、私一人でする事になった。空いたスペースをどのように活用したらいいかわからなかった時に、店長が犬を自宅で飼うようになり、店長から犬に関する仕事をしたいと言っていたことを思い出し、急遽だったがトリミングサロンに切り替えることに決め、直ぐに動き出した。
スタッフ・お客様・関係業者にトリミングサロンをオープンすることを伝え、トリマーを紹介してくださいとお願いをした。その甲斐もありトリマーを紹介してもらえ、2人の社員さんとパートさんでスタートすることが出来たが、初月の売り上げは5万円と前途多難のスタートになったが、コンセプトは美容室と同じ「美しさを五感で感じていただく」に、日々やるべき事を愚直にやり、苦しかったが、社員さんの頑張りを信じる事を決めた。そうすることで、1年後には、2ヵ月は予約が埋まる店舗になってきていた。お店が少し上手くいきだした時にスタッフから「米沢さん、少し変わりましたね。」と言われた。自分でも心当たりはあった。自分が経営者に成り、自分を内観することを増やし、幼少期の体験が、自分を信じれなくし、同時に人を信じ切れなくしていたことに気づくことで、幼少期の出来事の捉え方を変える事ができ、社員さんに少しづつ感情を伝える事が出来るようになり、周りが安心してくれるようになってきた時に、私は太った!!辞めっていたスタッフが、今の米沢さんと一緒に仕事がしたいですと戻ってきてくれ、新しい事業をスタートさせようと奮闘してくれている。美容業界で、独立する人には、一人オーナーではなく、経営者に成って欲しいと思う。独立を支援するのではなく、自分の経験もあり経営者に成る事を支援していきたいと思います。